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それは1年前にはじまった... 第4話
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初デートしてからというもの、以前にも増してナンシーからの電話が増えてきた。
留守電の時、俺がコールバックしないとものすごい勢いで怒る。

「声聞きたいのになんで電話しないの!」

まるでカミサンである。

しかし俺は仕事中だ。
20分に1回電話できるほどヒマじゃない。

仲のいい○○リーによると、以前は客をあしらうのは天下一品の超やり手、
模範タレントだったが、俺とデートしてからまったく別人になった。

毎日寝不足で、毎晩泣いているらしい。食事もあまり食べてないようだ。
○○リーは、

「クーヤ、どうにかしないとアテ、死んじゃうよ。会いに着てやってよ。」
「だけど俺忙しいから(本当は所帯持ちだから)そんなにいつも行けないよ」
「アテ、仕事全然できてない。ボーっとしてる。」
「1時間ごとにトイレ行ってクーヤのメッセージ聞いてる。」
「メッセージ無いと泣いてるよ」

俺は最初、グルになって営業してるのかと思っていたが、
ナンシーの声が日に日にか細くなってきたのが引っかかり、
家内には出張すると言い訳して、近くのホテルを予約して会いに行った。

その晩、ナンシーは店で大騒ぎの暴走状態。
ホテルに着くと騒ぎすぎの芳心状態だ。

少し休んだ後、2人でシャワーを浴び、何度も何度も愛しあった。
テレビで「めざましテレビ」を見ているとナンシーが言った。

「ハニー、○○(息子の名前)を産んでから6年間、一度もセックスしてないの。」
「私、フィリピンの男嫌い。でも、それ以上に日本人の男、大っ嫌い。」
「仕事だから話してるけど、本当は口も聞きたくない。」
「日本人なんて絶対信用してない。これは殆どのタレントの本音よ。」
「でも分からないけどハニーは別なの。」
「日本人とこんなになるなんて思ってもみなかった。」
「いまでも自分でどうしちゃったんだろう、って思う。」
「みんなからも言われる。」
「昔のアテじゃないって。人が変わっちゃったって。」
「今、全然仕事できない。でもいいの。ハニーがいるから。」
「ハニー失ったら私どうしていいか分からない。」
「多分、マンションの屋上から飛び降りて死ぬ。だから絶対裏切らないでね。」
「パロパロもだめよ。早く結婚して幸せになりたい。」

えっ!けっ結婚、、、。所帯持ちの俺の心に衝撃が走った。


Dr.Alabangさんの投稿
それは1年前にはじまった... 第4話完


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