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| アンティポロのJaneとの結婚 最終話 |
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そして日本へ帰る朝を迎えました。 そして日本へ帰る朝を迎えました。二人は一晩中愛し合いほとんど寝ていない状態でしたが、まるで以前からそういった生活を二人で続けてきたかのごとく自然な朝でした。目がさめた二人は揃って食卓につき朝食を取りはじめましたが、これもまたいつものことのように自然に時間が過ぎていきました。Janeの態度はいつもと変わらないといった様子で、名残り惜しいようでもありませんでした。 私は彼女の家族にうちとけられたのだという嬉しさと、もっと寂しさをあからさまにして欲しいという不満が入り混じって複雑な気分でした。朝食後、私は帰り支度をはじめました。 彼女は、「マリリーゴ ムーナ アコ!」と先にシャワーをしに部屋を出ました。その時、「これはチャンスだ!」と思いついたことがありました。何かと言うと「ピル」を常用している様子がないか調べてみようということです。 これは少し前から気になっていたことで、はじめてのセックスから今日に至るまで避妊をしたことが無く、子供が欲しいとまで言っていたのに、一向に妊娠しないことに焦る様子も無ければ、妊娠したくないと言うことも無く、そんな態度が妊娠しないという確信を持っていて、私を操る手段にSEXをしているのではないかと思わせていたのです。 私は部屋のあちこちを見回してそれらしいところを探していたところ、タンスの上に色々な薬がいくつも入っているプラスチックの3段ケースが有るのを見つけました。ここだと直感した私はそれを下ろすと、恐る恐る引出しを開けてみました。「ドキッ」と心臓の鼓動が早くなったのを今でも覚えています。 ピルが有ったのです。 それも使い切った古い箱や何種類ものピルが有ったのです。私が不信に思っていた彼女の挙動が一挙に繋がってきて、悪い想像が頭の中を占領しました。それは、彼女が自分の体を犠牲にして男の心を掴み、複数の男から金品を貢がせているのではということです。 そういえばこんなこともありました。 まだ日本にいたJaneの帰国が近くなった頃、それまでは土日になると必ず閉店後に私の家に泊まっていた彼女が来なくなったばかりか、夕方から出勤間際まで連絡が取れなくなり、取れたと思えば「今起きたバカリ・・・」と、寝ているばかりで二人で会う時間を持たなくなっていたのです。内心、「お金になるお客とデートでもしているんだろう、それならそうと言えば良いのに・・・」くらいに思っていましたが、次第に他に男が出来たのではないかと疑い始めたのです。 そんな私は、不安になりある日、調べてやろうと決心しました。 「今起きたバカリ・・・」と応える時間帯にタレントバハイの前に車を止め、時折電話をかけながら電話に出るのを待っていたことがありました。するといつものごとく、「今起きたバカリ・・・」と出た後に、「これは外からだな!」と感じた私は時間を見計らって車を降り、家並みの影から彼女が戻ってきそうな方向を見張っていました。するとその方向にタクシーが止まって誰かが降りてきました。 案の定、彼女で裏切られた気持ちでショックでした。 私は彼女にゆっくりと近づいていきました。私に気づいた彼女も本当にビックリした様子で、ポツリと「荷物置いてくるネ」と言い、お客さんに買ってもらう定番のような荷物をタレントバハイに置きに入っていきました。 気まずいままの二人は私の家で話をしました。 何で嘘ついたのだと聞いても彼女は、「嘘ついてごめんね・・・」の一点バリでらちがあかなかったので、今度は「誰を愛しているのか?」と尋ねました。すると彼女は、「シェンプレー イカウ ラン!」と嘘とは思えない表情で答えました。「本当にあなただけよ!」という眼差しで私を見つめていた彼女は、次第にソファーに座る私の前に寄ってきました。 彼女は私にキスをするとしゃがみこんで私のジッパーを下ろし、アナッコを咥え出しました。そして硬くなったアナッコの上にまたがって、ジーパンとパンティを下ろし、未だ濡れきっていない、アナックニャにアナッコをねじ込んで腰を動かし始めました。結局、嘘をつかれてショックだったはずなのに、あっという間に彼女の術に懐柔されてしまったということもあったのです。 話はフィリピンへ戻りますが、以前からピルを常用していたことが明らかになると、「彼女にとってSEXが男を操縦する手段じゃないか」という考えが頭の中を駆け巡りました。でも、解らないのは私に対して金品はまったくねだったことがなかったので、彼女の愛に偽りがあるとすれば何が目的かと言うことです。自分の親兄弟の住む家に私を泊めて夜通し愛し合ったりしているのに、騙してるってことがあるのだろうかとその時は疑問でした。そうこうしているうちに彼女がシャワーから戻ってきたのでバトンタッチでシャワーに向かいました。 シャワーも済ませ、荷物もまとめ、あとは出発するだけです。 外にはJaneの父親がバンを用意して待ってくれていました。彼女の母親に、「マラミン マラミン サラーマット サ イニョン ラハット」と御礼を言い、私が帰ってしまうので半べそをかいているアイバンを抱きしめ、バンに乗り込みました。 彼女は私に抱きつくように寄り添い、バンはアンティポロの町並みを駆け抜けていきます。 大きな教会の前にあるマクドナルド、街道筋にあるジョリビー、彼女の土地、パレンケ、たったの4日の間に彼女のフィリピンでの生活を色々と知ったんだという感慨にふけりながらバンは空港に向け走っていきます。 車中の彼女は何故か私に話し掛けません。 彼女と心行くまで過ごせた満足感と、彼女にとって私はいったい何なのだという疑問とが入り混じって私も言葉を失った状態でした。彼女は本当に私と結婚したいのか?それとも何か別の目的が有るのだろうか?他にも男がいて両天秤をかけているのだろうか?思いは巡ります。 実は今回の渡比は両親に結婚の許可をもらい、次には具体的に結婚の準備を進めようと話をしていたため、その航空券まで購入していましたが、その話は一切出ず、避けられているような気もしました。だから不幸な方向に進むのが怖くてその話ができません。 もう空港は目の前です。 空港に着いた私は彼女を抱きしめようとしましたが、彼女にその雰囲気はありません。遠い国へ帰ってしまい、しばらく会えなくなるというのに、寂しさは見受けられませんでした。こちらもプライドなのか、「その気ならこちらだって!」という態度をとってしまいました。 彼女の父親にお礼と、社交辞令のように、「マッキッキータ ターヨ」と言ってエントランスへ足を運びました。後ろ髪を引かれる思いもありましたが、つまらないプライドなのか、不幸な未来を見たくないのか、後ろを振り返れませんでした。「まだ、何も言われたわけでもなく、話をしたわけでもないのに、心配することは無い」と自分に言い聞かせながら、搭乗手続き、出国手続き、そして搭乗とこなしていきます。そして日本へと飛び立ったのです。成田空港へ着いた私は、「今、日本へ着いたよ」と電話をしました。彼女は「インガット カ ハー、ラブ ユー」と以前からと何も変わらない様子でしたが、翌日電話すると母親が、「ワラ シャー」と言い、また翌日にするとそっけなくて早く切りたい様子です。 しまいには電話を取らなくなってきました。 そうやって幾日も過ぎていきました。 私が彼女のバハイに滞在していた時見ていましたが、バハイの電話はかかってきたものが国際電話だということが解る機種で、それを見て取ったり取らなかったりしていました。 同じような光景が目に浮かびます。 とても心が痛みました。 彼女にとって私の存在は何なのかさっぱり整理がつかなくなり、電話する間隔も長くなりました。「もう忘れよう!」と自分に言い聞かせ、毎晩のようにフィリピンクラブを梯子しました。そして次第に心の痛みも薄れていきました。 月日が流れて今思うと、自分一人舞い上がっていたのかもしれません。 私が彼女に結婚したいと言わせてしまったのかもしれない、彼女だって絶対結婚したいはずだと勝手に思い込んでいたのかも知れません。フィリピーナだからそうだという先入観があったのだ、もっとじっくり愛を育めばよかったと後悔しています。また彼女と出会うことができれば、今度はゆっくりと彼女の人生すべて受け入れてみたいと思います。 Janeは今どこに・・・ アンティポロのJaneとの結婚 完 |
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